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  • Yuya Koike

R5.上尾市議会議員選挙/選挙結果のご報告



12月3日に行われた上尾市議会議員選挙において、多くの皆さまから付託をいただき2期目の当選をすることができました。


選挙期間中は自身の至らなさを痛感する時もありましたが、支えてくれた仲間や声援を送っていただいた皆さまの力を借りて、さらに上尾市のために働きたいという想いが強くなった選挙でありました。


だからこそ、2期目もお一人お一人のお声は必ず市政に届け実現できるよう、全力を尽くす覚悟です。引き続き皆さまからのご指導ご鞭撻をお願い申し上げます。



そして、投票率は34.10%と前回より低下した結果となりました。現職市議として責任を感じるとともに、この結果はしっかり分析して政策立案に活かしていく必要があると考えています。


そこで本選挙結果のご報告という形で、新議会の特長や投票所別の投票率を考察させていただきました。


選挙結果と新議員構成

女性議員増と議会の若返りで、市全体の平均年齢に近づく。


 R5上尾市議選では、現職20人、元職1人、新人9人が当選しました。特長として、定数30の内、11人が女性となったこと、また新人議員だけでも9人の内6人が女性ということが挙げられます。かつ、新人の女性議員の平均年齢が47.8歳であり、議会全体でも平均年齢がマイナス4.5歳となったことで、市民の平均年齢(47.2歳)に大きく近づいた結果となりました。長年市議会を引っ張っていただいた先輩議員の皆さまが勇退されたこともあり、全国の平均年齢の60歳と比較すると、若い議会構成となったと言えます。


 市議会の新陳代謝が起こることは、まちづくりにおいて重要な要素であると考えます。一方、実際に政策を進める際には幅広い市民の声を抽出する必要があることから、「市全体を俯瞰的かつ客観的に考察できる環境とスキルを各議員が持ち合わせているか」がポイントになります。私自身も今回の選挙戦を通じ、さらに成長する必要性を感じました。議員間連携を強化するためにも、皆さまからのご指導を賜りながら、市政発展に尽力する所存です。


投票所別の投票率に対する考察

前回との比較で投票所間の有権者数、投票率の増減を分析。


 今回の上尾市議選の投票率は34.10%となり前回から1.32%低下、有権者数は191,635人となり2,781人増加しました。投票率が増加した投票所は38箇所の内、10箇所に留まりました。最も投票率が上がった尾山台団地集会所(3.81%増)と最も投票率が下がった上尾市役所(7.49%減)の差は11.3%となっています【図1】。尚、西上尾第一保育所がなくなった影響で、投票所数は1箇所減となりました。


 期日前投票数は21,286人で投票者数の32.6%となっています。最も多かったのはアリオ上尾の8,100人でした。(市役所・プラザ22・尾山台出張所の順)

※R5.12月議会総務常任委員会 選挙管理員会答弁より


 投票率が低下したことは、現職市議として力不足を感じています。国の取り組みに比べ、地方議員の仕事は市民生活に最も近いものです。投票率の低下という事実は、市議の仕事がまだまだ身近に感じられないということであり、議会としても発信方法のテコ入れが必要です。議会改革としてSNSの活用なども議論に上がっておりますので、引き続き検討を進めるべきと考えます。


投票所別でみると、地域差が明らかに。

投票データを今後の政策立案に活かす重要性


 投票率の伸びが大きかった尾山台団地集会所は、投票者の掘り起こしがあった可能性がある一方で、有権者数が減少していることから母数の変動による影響もあったと考えられます。


 尾山台小・原市集会所、瓦葺小などの原市瓦葺地区や大谷中・大谷公民館・鴨川小などの大谷地区は有権者数の増加に加え、投票率も伸びていることから新しく住み始めた住民も含め、有権者の掘り起こしがあった地区と言えます【図2】。


 一方、有権者数が増加したにも関わらず、投票率が低下した投票所については、新興住宅が多いエリアが目立つため、新規住民に対してのアプローチが必要と考えます。また、有権者数減、投票率低下となっている地区は高齢化の影響もあるものと想定されます。


 現時点で相関関係、因果関係は把握できておりませんが、子どもが政治に興味を持つことで保護者の行動変容も促されると想定するならば、学校ごとの主権者教育の影響が出ていることも考えられます。こうしたデータを基に地域差を分析することで、引き続き必要な政策立案に努めてまいります。


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