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Yuya Koike

【福祉】上尾市スポーツ健康都市宣言について~スポーツ健康都市宣言で何が変わるのか?!~

 本年4月1日、上尾市は「スポーツ都市宣言」を新たに「スポーツ健康都市宣言」に改訂しました。人生100年時代と言われる現代において、市民の健康増進を図ることを目的として、新たに『健康』に関する項目が加えられたことから、今後「何が」「どのように」変わるのか質問しました。

 スポーツ健康都市宣言は、多くの自治体で宣言されていますが、特に本市では「食による健康」や「する・見る・支えるスポーツ」等、具体的に手段が記載されていることが特長です。


 「食」という観点においては、市民の健康寿命の延伸に繋がるライフステージに合わせた事業を行うとのことです。市では新たに生後7~8か月の乳児向けの離乳食教室を開始したほか、フレイルリスクの高い高齢者に対して、管理栄養士による訪問や面接支援を実施していくとのことでした。


 また、「する・見る・支えるスポーツ」という観点では、本年久しぶりに開催予定の上尾シティハーフマラソンのウェブ中継や、県が現在水上公園跡地で整備を進めているスポーツ科学拠点施設の活用を考えています。スポーツ科学拠点施設については、県の事業概要でも「県民の健康増進に寄与する施設」と示されていることから、市としても積極的な活用に努めるとの答弁でした。


 しかし、市の行う宣言は、『地方自治体としての自己の意思、主張、方針を内外に表明すること』であり、まちづくりの方針を示す重要な方針です。宣言をただ出しただけで終わるのではなく、市民の健康増進を図ることができたかどうか、効果検証をする必要があります。そのため、効果検証の方法として、以前紹介した市民のウェルビーイング(心身ともに満たされた状態、市民幸福度)調査の必要性を訴えました。


  ウェルビーイングは、経済指標でない市民満足度を把握する物差しとして、今世界的に研究が進んでいます。市として推進しているSDGsにおいても、ゴール3「全ての人に健康と福祉を」の英語原文は「Good Health And Well-Being(グッドヘルスアンドウェルビーイング)」となっており、非常に重要な要素です。名ばかりの「スポーツ健康都市」ではなく、市民の皆さんが心身ともに充実した生活を送ることのできる事業が一つでも多く実施されることを期待したいと思います。


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