STEAM教育とは実社会での問題発見・解決に活かしていくために、科学(Science)、技術(Technology)、工学(Engineering)、デザインや感性(Art)、数学(Mathmatics)、といった教育分野の学習を通じて、子供たちの「論理的思考力」「課題解決能力」「探求心」「創造力」を養う教育方針です。
国としても、人口知能やロボティクス等の科学技術によって、経済発展と社会課題の解決が両立するSociety5.0の社会を目指すため、文科省の新学習指導要領にもSTEAM教育の推進が盛り込まれたことから、上尾市のSTEAM教育についての実践状況について伺いました。
↑小池がVR危険体感というプログラムを体験している様子。
VRを使った体験型授業やメタバース(仮想空間)上での英語教育等、あらゆるICT教
材が出てきています。
STEAM教育の代表的な学習方法として、プログラミング教育があります。2020年度より小学校から、2021年度より中学校にて既に必修化されており、本市の各学校でも様々な取り組みが行われていることが分かりました。
特に、鴨川小学校では、令和2年度まで国立教育政策研究所教育課程研究指定校として、「プログラミング的思考を軸とした、情報活用能力の育成」をテーマとした研究を進めており、身の回りの生活上の課題を、ロボットやドローン、光センサーを活用して解決するという取組を行ったとのことです。本市では、こうしたICT機器を活用した学習を推進するため、学校ICT支援員を設置しています。本年度からICT支援員も8人に増員され、各学校への定期派遣や授業支援の体制が強化されたことで成果が上がっていると答弁がありました。
STEAM教育は、先行きの見えにくい現代、子供たちの生き抜く力を育むためにも重要です。教員不足や教員の負担増が社会的な問題となっていますが、問題解決のためにもこうした新たな取り組みへの情報収集が必要です。
教育長の答弁にも、『「考え協働する授業」へ変革していく』との答弁があり、時代によって子供たちに将来求められるスキルが何かをしっかりと捉えながら、従来の教科に固執することなく、上尾市ならではの取り組みを推進するよう要望いたしました。
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